院試浪人生活の実態【院試全落ちでも乗り越えられる】

私が院試浪人をした際の生活を紹介します。

院試浪人生活の実態が気になる方、これから院試浪人をする方の参考になればと思います。

 

また、院試に落ちたらどうすれば良いか迷っているならば以下の関連記事を参考にしてみてください

 

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院試浪人の期間

silver bell alarm clock

 

東大マテリアル専攻と相関基礎系学科の両方に落ちたのが9月初旬です。

その後3月に大学の学部を卒業し、8月末の受験までの約半年間が院試浪人期間でした。

ちなみに東京大学は9月入学があるので、院試浪人をしても、実質半年間の遅れで済みます。

しっかりと勉強をして成長ができれば、なかなかお得な期間であると思いました。

 

そして院試浪人の半年間、コロナの影響もあり誰とも会わずにコツコツと勉強することができました

また、本当にやりたい研究をじっくり考えたり、研究内容を理解することが出来ました。

 

 

 

 

受験後から冬休みまで

学部4年生の前半はほぼ卒業研究を行わなかったため、9月以降は卒業研究づくしの日々でした。

研究が楽しく、頻繁に徹夜をして研究に没頭しました。

できるだけ院試のための勉強をするよう心がけましたが、実験に加え報告会の準備などにかなり時間がかかり、

思うように勉強することが出来ませんでした

結果的に卒業研究では新規性のある満足のいく結果が得られ、ひと段落つきました。

 

 

冬休みから卒業まで

冬休みあたりから卒業研究が落ち着きはじめ、勉強する時間が取れるようになりました。

具体的には、

  • フーリエ・ラプラス変換
  • 線形代数
  • 微分積分
  • 常微分方程式
  • 複素関数

を勉強しました。実は数学ができれば物理学の基本的な理解に困ることは少なくなります。

逆に言えば数学の基本的なことが理解できていなければ、物理学の理解も困難になります。

昨年の院試の勉強を通してこのことを実感したので、冬休み期間は主に数学の勉強に当てました

 

 

 

卒業(3月)から6月まで

ここから物理学の勉強の本腰を入れ始めました。主に取り組んだ科目は

 

  • 量子力学
  • 熱力学
  • 統計力学
  • 古典力学
  • 解析力学
  • 電磁気学
  • 固体物理学

 

です。専門書を読み、基本原理の理解に勤めました。じっくりと考え、手を動かして計算しながら正確に理解することに努めました。

 

実際に使用し、お勧めできる参考書も厳選したのでぜひ参考にしてみてください

 

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6月から院試本番まで

6月からは問題演習にウェイトをおきました。

演習の際にわからなかったことを専門書で確認するというサイクルを繰り返しました。

また、志望大学の過去問も少しずつ解き始めました。

 

この時期に募集要項が発表され、コロナに適応した新しいスタイルの院試が発表されました。

そこから、志望動機や研究計画を書くために研究内容について勉強しました。

書類の文章は友人などにも見てもらい推敲し、2週間ほど集中的に作成しました。

 

 

まとめ

以上院試浪人の生活の様子を紹介して見ました。

振り返ると長いようであっという間の期間でした。

基礎学力の向上と研究分野を見つめ直すのに最適な期間で、有意義に過ごすことができとても満足しています。