先日友人に、院試に落ちたにもかかわらず、気持ちをうまく切り替えて院試勉強に集中できたことを褒められました。
確かに院試に落ちた直後は鬱状態になりましたが、パッと切り替えができていたことを思い出しました。
今回はうまく気持ちを切り替えられた要因6つをまとめてみました。
院試に落ちてしまい、なかなか立ち直れない時にはぜひ参考にしてみてください。
落ちた後の心境の変化
落ちた後の1ヶ月は最も精神が病んでいた時期でした。
悔しい、来年も受かる保証がないという不安、またあの辛い受験を一人で乗り越えなければならない不安
の気持ちが大きく、ほぼ鬱状態になっていました。少し気を緩めば泣き出したくなる日々でした。
結局、完全に気持ちを切り替えられるのに3ヶ月かかりました。なので、受験勉強にメンタルが邪魔をすることはなかったです。
比較的上手に、早く気持ちを切り替えられた要因6つを以下で紹介します。
専攻を変えた
学部では主に化学の授業をとり、卒業研究ではバイオイメージングという、化学・生物寄の分野を選択しました。
しかし、大学院試験半年前に、物理専攻の勉強の仲間ができ、そして今まで暗記してきた化学や生物の多くのことが物理で説明できることに感銘を受け、専攻及び受験科目を全て物理にしました。
したがって、約半年間で数学・量子力学・熱統計力学・古典力学・解析力学・電磁気学などをマスターするには時間が足りませんでした。
それが返って自分の心を慰める要因になり、「逆に半年で物理を習得する方が難しい、また 1年しっかりと勉強するチャンスができた」と考えられ、気持ちが少し楽になっていました。
もし、勉強不足が認識できて、もっと学びたい願望があれば、その気持ちを大切にしていけばポジティブになれるかもしれません。
滑り止めを受けなかった
本当に志願する研究だけをしたい、勉強をサボらないようにカツをいれたいために、滑り止め校を受験せず、比較的難易度が高い志望校のみを受験しました。
なので、受験の地点で院試浪人をする覚悟を決めていました。
これでスムーズに気落ちを切り替えることができました。
卒業研究に没頭
4月から院試の勉強に集中したため、卒業研究にほぼ手をつけていません。
院試の結果が9月頃に出て、その直後に卒業研究に着手しました。
新しいテーマだったこともあり、研究が面白く、没頭することができました。そのおかげで、院試に落ちた憂鬱な気持ちを緩和することができたと思います。
そして理想の研究結果が得られた時には、やはり研究は楽しいと院試に対するモチベーション向上にもつながりました。
ですので、隙間時間で勉強もしつつ、研究に没頭するのはおすすめです。
運動
一日中座って勉強しているため、筋トレやランニングなどの運動を取り入れることで、体と頭がリフレッシュするのを実感できました。
例えば、煮詰まって解けない問題がある時に、軽くジョギングをして帰ってくると新たなひらめきが得られたことはよくあります。
ランニングは20分以内にし、疲れすぎず時間を取りすぎないようにしていました。頻度も毎日必ずというわけではなく、気分で調節しています。
おそらく、院試期間中に運動を長く続けるには疲れすぎず、勉強の効率が上がるのが実感できるようにするのが大切ではないかと思います。
また、日光を浴びるために日中に外に出ることも気持ちがポジティブになったためおすすめです。
ぜひ自分に合った運動や頻度を探してみると良いと思います。
友人・家族・恋人との連絡
2020年はコロナの影響でそもそも外出したり、人と会うことが制限されていました。
加えて院試に集中するために彼女とも半年間会わない約束をしました。
なので半年間ずっと一人で家にいました。
とは言え、毎日少しずつ家族・友人・彼女と連絡をとっていました。受験期間はただでさえ寂しいのに、大きな不安まで加わるので、積極的に連絡はとるべきだと思います。
受験の不安や、全く関係ない冗談や遊びのことを話すこともとても大切で、連絡は受験勉強の長期戦を突破するには必須だと感じました。
もし、半年間誰とも連絡を取らないとすると前向きに勉強できた自信は全くありません。
本気で研究がしたい
最後に、一番根本にある大切な気持ちとも言えますが、
好きな研究をしたい
という思いが変わらず強く胸の中にあります。
なので、院試に落ちても就職を考えたり、路頭に迷うということは全くありませんでした。
もし、あなたが院試に落ちて就職や他の進路を本気で考えるならば、院浪するモチベーションを保つのは難しいと思います。
もし院試後に不安があったり、院試に落ちたらどうしようと迷っているならばこちらの記事を参考にしてみてください。
院試に落ちたら、もしくは落ちたらどうするか? という疑問 (不安) について、院試に落ちた経験がある私が解説します。 内容はあくまで私見であり、いろいろな考え方があって当然なので、参考の一部になれたら幸いです。  […]
まとめ
以上、院試に落ちた時のメンタルの変化、そしてうまく気持ちを切り替えられた要因を7つまとめてみました。
- 専攻を変えた
- 滑り止めを受けなかった
- 卒業研究に没頭
- 運動
- 家族・友人・恋人との連絡
- 本気で研究がしたい
ぜひ私の経験を参考にして、ポジティブに院試を突破できる助けになれたら嬉しいです。一緒に頑張っていきましょう!
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